人が動いてくれないとイライラするのは
なぜあの人はきたいでおりに動いてくれないの?
彼らはなにも考えてないし、
私達の努力は無視する
特に年配の人ほどその傾向がある
1.不満の根源は、無くならない。
宇宙はカオスである。そして人間の幸福には無関心である。そしてまた、他人もそうである。他人は所詮他の宇宙であり、あなたが何を言おうと、基本的には僅かな変化しか起こらない。
そして、人が変わるには長い年月が必要であり、あなたがこの場で相手を変えようとするのは、全て無駄な試みである。人は変わるかもしれない。しかし、あなたが変えるわけではない。その人を変えられるのは、その人自身のみである。
2.あなたの不満は、相手を変えることの出来ない無力感から出ている
相手を変えたいのに変えられない。その無力感はあなたを怒らせ、悲しませる。したがって、それに対する対処は唯一、「自分を変えること」によってのみ得られる。
クレアモント大学の著名な心理学者、ミハイ・チクセントミハイ氏はこのように述べる。
「我々が自分自身を、また生活から得られる喜びをどのように感じるかは、究極的には心が日々の経験をどのように濾過し、解釈するかに直接左右される。
我々が幸福であるかどうかは、世界の大きな力に加える事のできる統制によるのではなく、内面の調和による。
しかし、外部環境を支配することは、すでに経験しているように、我々が個人としていかに喜びを感じるかに関してはそれほど役に立たない。カオスを減少させるためには、意識そのものを支配することを学ばねばならない」
なぜ聞いてくれないのか―人を動かすコミュニケーション (1969年)
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3.一つが満たされると、満たされない不満がまた一つ出る。
我々は期待が達成されたとしても、更にまた新たな期待を持ち、それに対する不満を持つ。不満を解消しようとして努力する間は問題ないが、それに対する努力が無駄に終わると知ったとき、人はそこから幸福感を感じることができなくなってしまう。
つまりこれは終わりのない「ラットレース」である。